『はじめてのホームページHTML入門』
Windows標準装備の「メモ帳」を使って、ごく基本的なつくりのサイトを段階的に作成しながら、htmlとcssの基礎知識を身につけることができる入門書。ネット環境がなくても実践でき、Webの知識が全くなくても、PCさえ触ったことがあればだれでも理解できるくらい親切に解説してある。
特にうまいなあと思ったのが、レッスンの内容構成。以下、目次を参照。
【目次】
1.HTMLでホームページをつくろう
2.文章を表示するには
3.ページをレイアウトするには
4.箇条書きや連番付きのリストを作るには
5.表組みを作るには
6.画像や音楽、映像を表示・再生するには
7.リンクを使うには
8.スタイルシート編
他の入門書でよくあるのが、まずhtmlでデザインなしの基本的なサイト構造を作り上げて、そのあとスタイルシートでデザインを指定するというやり方。これは、現在のスタンダードなサイトのつくり方だ。
だが本書は違う。まず、htmlのみでデザインまですべて指定し、いったんひとつの完成されたサイトに仕上げる。いわゆる、スタイルシートのなかった時代のサイトの作り方だ。それから、htmlファイルから余計なタグをすべてとりのぞき、スタイルシートを使ってあらためてデザインを組み直す。
このやり方であれば、作成途中のhtmlファイルをブラウザに読み込ませればきちんとデザインになって見えるので、初心者にはタグの意味が視覚的に理解しやすい。また、一度非効率的な手法(htmlのみで構築するやり方)でサイトをつくってからスタイルシートを学ぶことで、スタイルシートの有用性を実感を伴って理解することができる。
目次を見ると、一見、スタイルシートのレッスンが非常に少ないように見えるが、ページ数は1~7章で140ページ、8章だけで70ページあり、、背景画像指定から表組み・段落つきリストまで、基礎的なスタイルシートのプロパティはすべて網羅しているのでご安心を。
これ1冊でサイト作りの基礎をすべて学ぶことのできる、ズブの初心者にオススメの良書です。
本屋で買う時にちょっと表紙が恥ずかしい。。。
<余談>
スタイルシートの章で、説明文内のclassとidの使い分けが正しくできておらず、出版元の秀和システムにメールで指摘したところ、作者より「確かに間違っていた」という回答がきた。classとidの使い分けまでは本書の守備範囲外ということらしい。でもまあ初心者にはどちらでも関係ないし、本書のレッスンの範囲内では実害もないので、別に気にすることでもないか。
|次項 »



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